『スパイスの不思議』
■「akiまたカレー行こうやー!」
僕を誘ってくれる人は昔から少ない。
だから貴重な機会は受け入れなければ
もう一生誘ってもらえないかもしれない
そして不思議なことに
あれだけ辛くて苦痛だったのにもかかわらず
もう一回行ってもいいかな
とも思えていた。
今考えるとそれがスパイスの不思議なのだ。
もう一度行ってみよう
また何分も並び、何分も待ち
そして食べ始めた
ん?辛い!
でも前回より大丈夫だ!
イケる!いけるぞ!
この暗さ!この香り!このスパイス感!
これがスパイスカリーというものかー!
この経験が
後の人生に大きな影響を与えるとは
プロミュージシャンを目指す僕は
想像もできなかった。