コンテンツへスキップ

そこで(駅階段)抱き合っている
男女にお尋ねします。

その作業は僕には出来ませんか?

出来そうな気がするので
少し代わっていただけませんか?

順番待ちなら並びますので
最後尾を教えていただけませんか?

その後の作業もありますか?
それは初心者でも出来ますか?

僕ってキモいですか?

あ、じゃあ仕事行きます。

帰りに一人で
ラーメン屋さんに寄りました。

僕が一人で
『から揚げ定食』を食べていると

三人の男性客が入ってきて
僕の隣の席に案内されました。

最後の人が僕と地続きになっている
ベンチシートにドカっと座ったので

その弾みで僕がちょっと浮きました。

僕はそういうガサツな人が
あまり得意ではありません。

まあとにかくそのまま食べてたら.
.
その三人が話し始めました。.
.
.
A「この大盛りを
  全部乗せで注文してやー。」

三人「ぎゃははははは(爆笑)」

B「しかもおかわりしてやー。」

三人「ぎょへへへへへ(爆笑)」

C「お前ヒゲ伸ばしてみてやー。」

三人「ぐわばばばばば(爆笑)」

…いや今の会話
全く笑うところ無いやん。

そんなクソみたいな会話
言葉の無駄遣いやわ。

世界で一番面白くない三人やん。
絶対こんな奴らモテへんわ!

その後すぐに彼女らしき
可愛い女の子三人が現れました。

神様。どうやら
僕の方が間違っていたようです。

その女の子達もベンチシートに
ドカッときて

また僕がちょっと浮きました。

無理無理無理無理無理いいいい!
『おみくじ』※絶対やらない!

なんで『災い有り』とか
『待ち人現れず』とか『凶』とか

知らん人に言われなあかんねん!

なんでそんな
誰が書いたかわからん文章を

ランダムに読んで
信じられるねん!

絶対『凶』の文章
ニヤニヤしながら書いてるやろ!

「コレ引くヤツ笑けるわー。」
ってなってるやろ!

サンタクロースも
お父さんかお母さんやで!

おみくじ作ってるのも
きっとおっさんやで!

なんで一年間嫌なおもいで
生活せなあかんねん!

来年の正月まで
ずっと嫌な気分やん!

こういうことを言うと決まって
「良い事だけ信じたらいいねん!」

ルールおかしいやろがああああ!

「『大吉』より
 『凶』の方が良いらしいで。」

成立してへんやろがあああああ!

「帰りに木にくくりつけt…」

ぎゃああああああああ!

『Songbird』

■そう、ここが『Songbird』

音楽スタジオであり
ライブスペースであり

楽器屋であったり
BARであったり。

そのオーナー『ヒデ』さんは
ギタリストでもあり

偶然にも僕の先輩であるドラマー
『星山哲也』氏の元バンドメンバーで

共通のお話も多く、
すぐに打ち解けることができる人柄。

僕の音楽講師としての仕事も理解してくださり
やがて『Songbird』でレッスンも始まりました。

そんな『ヒデ』さんと

僕の専門学校時代や星山先輩の話、
共通のカレー屋さんの話

そして自分でもスパイスを駆使して
カレーを作っている話

そんな話をしていくうちに
それなら『Songbird』でもカレー出してみない?

少しずつ僕の人生の歯車が
動き出す音が聞こえた瞬間でした。

『出会い』

■そんな専門学校には沢山の
素晴らしい先生方がいらっしゃいます。

いつも仲良くしてくださる
ギタークラフトの先生が

「aki君、高槻市に新しく
スタジオができるらしいで。知ってる?」

「いや、知らないですけど
高槻なら近いんで行ってみたいですね。」

「じゃあ紹介してあげるから
ココに連絡してみたらいいよ。」

そんな軽いやり取りの数日後
そのスタジオのオーナーに連絡して

ご挨拶に伺いました。

そこはまだ工事中というか
廃墟というか

オーナーと若いバイト君だけで
DIYしている状態で

完成にはまだまだでしたが

テーブルからイスから壁紙から
自分たちでやっていて

すごく楽しそうで輝いて見えました。