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今ならレシピ動画や
サイトもたくさんあります。

それを見て作ったら
美味しくできます。

でも自分のオリジナルは
自分の中にしか存在しません。

まだこの世に存在しないのであれば
貴方が作るべきです。

世界で一つの自分だけのカレー
それを作れるのは貴方だけ。

貴方になら出来る。

『旨味』を強調したいのであれば
その『旨味』のもとが必要です。

『旨味』の例としては
代表的な例として

トマト、タマネギ、キャベツ、
セロリ、ネギ等の野菜類

鰹節、昆布、
干しシイタケ等の乾物

魚介類 肉類 鶏ガラ 豚骨 
等々

に多く含まれます。

これらを全て入れると
どうなるのか?

すみません。
やった事ありませんが…。

きっと美味しいと思います。

どうかな?
複雑すぎるかな?

でも結局ここでも
『ドンシャリ』理論のように

どこかを推して
どこかを削って

強調して尖らせる

印象に残る自分だけの味が
出したいのであれば

ここを素通りすることは
出来ません。

この研究を楽しんでこそ
自分の出したい味に近づけるのです。

#つづく

味の観点からいくと
甘味・酸味・塩味・苦味・うま味

この五大要素が全部バランスよく有れば
絶対美味しくなるでしょう

でもこれは言い換えれば
普通に美味しいのが出来上がってしまいます。

目指すはインパクトがあって記憶に残る
それでいて美味しいカレー。

なのでこの5つの基本味に関しても
僕の『ドンシャリ』理論に当てはめてみます。

どこを強調してどこを抑えるのか?
色々試してみました。

甘味を強調すると美味しいのですが
王道カレーの方向に寄ってしまって

目指す尖ったスパイスカレー感からは
遠ざかってしまいます。

塩味を増やすと美味しく感じてしまうのですが
身体には良くないかもしれません。

なのでうちのカレーでは
苦味を推し旨味を強調することにしました。

苦味によって大人の味わいになり
国産のお肉などの自然な甘味が引き立って
絶妙にマッチします。

ですので甘味は足すのではなく
入れる材料の個性を
引き立たせるように努力しています。

#つづく

始めはわからないので
いろいろ試しに足していきますが

だんだんと
全てのスパイスが増えてきます。

どうしていいかわからなくなったら
今度は引き算してみます。

入れたスパイスを思い切って減らしてみる。
※極端な話ゼロにしてみる。

そうすることでこのスパイスは
自分のカレーには少なくても大丈夫だな。

ということがわかってきます。
逆に必要なスパイスもこの段階でわかってきます。

自分なりのドンシャリがみつかれば
あとのスパイスは微調整で大丈夫。

ドンシャリの部分以外は
引き立て役に徹してもらいます。

※つづく

僕はベースの音作りを
『ドンシャリ』にしたいと言いましたが

低音域だけでは音がボヤっとしてしまうので

低音域(ドン)を
高音域(シャリ)で包み込むようなイメージ

そのようにして低音にハリを出し
きらびやかにする感じ。

もちろん音作りもカレー作りも
正解は無いので

皆さん思い思いのイメージや
やり方で結構です。

僕にとっての『ドン』は『クミン』で
『シャリ』は『カイエンペッパー』。

『カイエンペッパー』は唐辛子です。

僕のやり方は、味の芯に
辛さをもってくるやり方なので

全く辛くないカレーを作るのは
僕にとって難しいです。

※つづく